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036
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036
富岡鉄斎
隠居静適図
¥2,500,000~
036
富岡鉄斎
隠居静適図
¥2,500,000~
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作品詳細
143×42/210×56 cm
絹本着色 軸装
六言二句二行賛
大正6年82才
共箱(大正6年82才)
『鉄斎先生遺墨集 中巻』並「鉄斎研究」第71号所載
※本紙に少しみ有
賛の「山可樵水可漁 大夫招不登車」とは、「山では木を伐ればよいし、川では魚をとればよい。たとえ高官に招かれても、役人になるつもりはない」という意味。明末の文人、李日華の詩の引用で、世俗を捨て自然に生きる高潔な意志が語られる。鉄斎はこの句を気に入っていたようで、晩年にかけてしばしば賛に用いていた。
画にも山奥で隠遁生活を送る高士を友人たちが訪ねていく様が描かれている。丸みのある穏やかな山々の描写とあざやかな青緑の色彩に澄んだ空気を感じる一幅。鉄斎は70代後半から青緑山水の作例が増えるが、中でも80代前半の時期はこの様式のもっとも充実した時期と高く評価されている。
作者略歴
富岡鉄斎
南画家。京都生。名は猷輔のち百錬、別号に鉄人・鉄史等。幼少より国学・漢学・詩学等を学び、また歌人大田垣蓮月の学僕となって多大な人格的影響を受ける。幕末期には、勤王志士らと盛んに交流し、国事に奔走した。維新後は、大和石上神宮・和泉大鳥神社等の宮司となるが、のち辞し隠棲。田能村直入・谷口藹山らと日本南画協会を発足、学者としての姿勢を貫きながら自由な作画活動を展開し、その学識と画技により文人画壇の重鎮となった。帝室技芸員・帝国美術院会員。大正13年(1924)歿、89才。
最低売却価格
2,500,000円
入札希望金額
,000円
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